こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。
今回は、簡単に取り組めるダイエットの2回目です! 前回は、食事のときに口に入れるたびに箸を置くこと、食事に時間をかけることなどをお話ししました。
さて今回はどんな方法でしょう・・・? ポイントは3つです!
入浴のタイミングは食前に!
みなさんは普段、お風呂に入るのは晩ごはんの前後のどちらですか?
食後にゆっくりお風呂に入る方は多いですよね。でも、実はご飯の前に入るほうがダイエットには向いているのです。
食事前に入浴すると、血流が全身へと流れやすくなります。全身に血が流れると胃腸に集まる血液量が少なくなり、胃腸の動きもゆっくりとなります。
胃腸の動きがゆっくりとなれば、結果として食欲の過剰な亢進を防ぐことができます。ご飯前に入浴することは食欲を抑えることが期待できる効果的な方法です。
また、食後は、消化・吸収を行うために胃腸に血液が必要な時間です。食後すぐに入浴すると、本来胃腸に必要な血液が全身広くに回ってしまい、消化・吸収に悪影響を与えてしまう可能性があります。
生活環境などで夕食前に入浴することが難しい方も多いかもしれませんね。でも、もし入浴の時間を変えられるようでしたら、ぜひ夕食の前に変更してみてください。食後に入浴する場合は、消化を助けるためにも食べ終えてから30分以上経ってからのほうがよいでしょう。
朝昼の食事にコーヒーを!
前回もお話ししましたが、血糖値が急激に上がると糖は脂肪に置き換わりやすくなるため、ダイエットではなるべく避けなければなりません。
コーヒーには、血糖値の急激な上昇などを抑えてくれる成分(クロロゲン酸など)が含まれていることが分かってきています。食事のときにコーヒーを飲むことは、血糖値の上昇を抑えるのに効果的なのです。
「食前と食後のどちらにコーヒーを飲むとより効果的か」という点については、さまざまな研究結果があり、そこまで気にすることはないようです。どちらでも、お好みでいいようですね。
ただ、コーヒーにはカフェインが含まれています。過度な飲料はカフェインにより交感神経の興奮を介して血糖値を上げる可能性がありますし、カフェインによって眠れなくなる可能性もあります。
「どれくらいコーヒーを飲むと過剰なのか」という明確な量は論文によっても異なりますが、1日2杯前後を目安に、夕食後に飲むことは避けるなどを意識して飲むとよいと思います。
夕食は就寝2時間前までに!
食後は、消化を行うために胃腸に血液が必要となるため、食事と食事の間の時間帯(空腹時)と比べて多くの血液が胃腸へと集まっています。
消化を十分に行うためには胃腸が働ける環境、血液が胃腸に集まって邪魔されることなく消化が行える状態を作ってあげることが大切です。
食後すぐに運動するとお腹が痛くなるのも、消化が十分に行われていないことが影響しています
私たちが眠っているとき、体は休んでいますが、記憶に関わる情報の整理やホルモンの調節など、脳は活発に働いています。睡眠時には脳に血液が必要なのです。
食事と寝るまでの時間が短いと、胃腸にも脳にも血液が必要な状態になります。体内にある血液の量は限られていますから、十分に働くための必要な血液が集められなくなってしまいます。そうなると消化も不十分になりますし、脳の働きにも悪影響を及ぼします。
また、消化が不十分に行われないと食べたご飯などは脂肪に置き換わりやすくなります。消化の時間が十分に取れていれば、睡眠の質も上がるのでより痩せやすい体質にもなります。
夕食は布団に入る2時間以上前までに食べ終えるといいですね。
本格的なダイエットなら薬局へご相談を!
手軽なダイエット、いかがでしたか? ダイエットは必ずしも難しいことだけではありません。誰でも簡単に取り組める方法があることもわかっていただけたでしょうか。
ただ、前回と今回お話しした内容はあくまで補助的な方法です。やはり、食事やライフスタイルなどの見直しを行うしっかりとしたダイエットのほうが、早く効果的に痩せることができます。
ダイエットに興味がある方は、ぜひ当薬局にご相談ください!