ダイエット

超簡単! 手軽に取り組むダイエット法-その1

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

いざ「ダイエットをはじめよう!」と思っても、労力をかけることには躊躇しますよね。頑張ってはじめてみたのに、ハードルが高くて挫折してしまう経験がある人も多いと思います。

でも、「ダイエット」は、必ずしも体に良いとされることすべてに取り組む必要はありません。まずご自身の取り組みやすいことから始めて、習慣化させるだけでも十分効果的なのです。

今回は “だれでも手軽に取り組めるダイエット法”についてお話しします。

1.食べ物を口に入れるごとに箸を置く!!

簡単なダイエット法の1つ目は、“口に入れるごとに箸を置く”ことです。食べ物を一気に口の中にいれることを防ぐというメリットがあります。

では、かきこむように、食べ物を口の中にいれる食べ方をするとどうなるのでしょう?

食べ物をかき込むように口の中に入れていく → 必然的に食べ物を噛む回数が減る → しっかりと噛まれずにどんどん胃へ食べ物が送り込まれる → 消化不十分で血糖値が一気に上昇!

こうなると、血糖値を下げなければなりません。そこで、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが分泌されます。

糖は細胞のエネルギー源となり、その糖を細胞に送り込む働きがあるのがインスリンです。ただ、インスリンは脂肪を作り出す働きの補助も行っています。

糖が過剰にある状態(=血糖値が高い状態)では、インスリンの作用で一気に取り込まれた糖が脂肪に置き換わります。脂肪を多く作り出してしまうリスクがあるのです。

脂肪をため込む食事になりやすいのが“早食い”です

食べ物を口に入れるごとに箸を置く、という動作は少し面倒かもしれません。でも、食べ物を噛む回数が増えて、食べ物の消化不良を防ぐことができるのでかなり効果的な方法です。

2.時間をかけてご飯を食べる!!

2つ目は、ゆっくりと食事をすることです。実は、食事にかける“時間”と食事の“量”には密接な関係があります。

食べ物が胃を通り腸に到達すると、腸から「コレシストキニン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。コレシストキニンには、脳に「そろそろお腹がいっぱいになるので食欲を抑えて」と報告をする役目があります。その報告を得て、脳は食べるのを止めるように指令を出します。

食事をはじめてから「満腹だよ」という脳からの指令が出るには、食べ物が腸に到達するまでというタイムラグがあるのです。

ご飯を一気に食べると、十分な食事量であっても満腹感が得られにくくなり、さらに食べてしまいます。食事の時間が短いほど、思った以上の量が食べられてしまうのです。食べ過ぎて本来の胃のキャパシティーを超えてしまい、食後苦しい状態に陥ることもあります。

逆にこのタイムラグを利用して、食事をゆっくりととることで食事量を減らすことができます。できれば、一度の食事に30分以上かけるといいですね。

食事のときは、まず味噌汁やサラダなど食物繊維が豊富な食品から食べはじめて、タンパク質、炭水化物の順番で食べるようにします。ゆっくり時間をかけていれば、炭水化物を食べるころには十分な満腹感が得られるようになり、意識せずに糖質を制限することができます。

また、普通の量でお腹がいっぱいになるので、食後のデザートにも手が伸びにくくなります。デザートを食べた後の罪悪感を防ぐこともできるのでオススメです!

この方法なら、食事を極端に減らす必要はありません。空腹感に耐える必要のない食事法なので、ぜひ挑戦してみてください!

手軽に取り組めるダイエット法、まだまだ他にも?!

一口ごとに箸を置く、食事は30分以上かけてゆっくり食べる…… どちらもなんの準備もいらないので、思い立ったその日からはじめることができます。はじめはちょっと慣れないかもしれませんね。でも毎食心がけていれば、少しずつ習慣化できると思います。

手軽に取り組めるダイエット法はほかにもあります。この続きは次回、またお話しします!

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