腸 活

「腸活」のミカタ!
“水溶性食物繊維”ってなに?-3

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

梅雨明けと同時に猛暑がやってきました! まだ体が暑さに慣れていないので、熱中症になりやすい時期です。十分気をつけてください!

さて、前回は、「水溶性食物繊維」は「糖」のつながりであり、つながり方の違いで直鎖型分岐型に分類できることをお話ししました。

今回は、糖のつながり方の違いがなぜ重要なのか? についてお話したいと思います!

端が多いと早くなくなる?!

前回お話したとおり、水溶性食物繊維は、一本のヒモのように伸びているものを直鎖型、木の幹から枝のように様々な方向に伸びているものを分岐型といいます。

腸内細菌は、ヒトにはない特殊な分解酵素を持っていて、一番端にある糖から一つずつ分解しています。「端から糖を分解していく」ことは、腸内細菌が水溶性食物繊維をエサとして食べていくうえで重要です。

端がたくさんあるほど腸内細菌が食べる部位が多いわけです。食べる部位が多くなればなるほど、水溶性食物繊維は早く消化されます。

分岐型の水溶性食物繊維は、木の幹から枝葉のように伸びている食物繊維です。枝葉が多くあるということは、端がたくさんあるということでもあります。

直鎖型と「糖」の数が同じだったとしても、多くの腸内細菌が複数の端から一斉に食べ始めるので、分岐型の水溶性食物繊維の方が早く分解されてなくなってしまいます

直鎖型の水溶性食物繊維は一本のヒモと同じです。こちらは端が2つしかありません。腸内細菌が直鎖型の水溶性食物繊維を分解するのには時間がかかるのです。

大腸の奥まで届くエサと届かないエサ

水溶性食物繊維は口から入り、胃・小腸で消化されずに大腸まで到達して腸内細菌のエサになります。

腸内細菌は大腸の初めから最後の方(肛門近く)まで住んでいます。

大腸に運ばれてきた水溶性食物繊維が分岐型の場合、すぐに分解されてしまい、大腸の奥の方に住んでいる腸内細菌はあまりエサにありつけません

でも、直鎖型の水溶性食物繊維はすぐには分解されないので、大腸の奥に住んでいる腸内細菌のところまで運ばれてくるので、エサにありつくことができます。

水溶性食物繊維は、分岐型の水溶性食物繊維よりもより、多くの腸内細菌がエサとして食べられる直鎖型の水溶性食物繊維がオススメです!

腸活には直鎖型の水溶性食物繊維がオススメ!

より効果的に腸活を行うためには、積極的に直鎖型の水溶性食物繊維を摂ることが大切です。

当薬局では、直鎖型の水溶性食物繊維を販売しています。興味がありましたら、ぜひ当局でご相談ください!

 

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