腸 活

「腸活」のミカタ!
“水溶性食物繊維”ってなに?-4

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

連日蒸し暑い日が続いていますね! これだけ暑いと体調もくずしがちに…… こんなときこそ「腸活」がオススメです!

これまで、腸活のミカタになる水溶性食物繊維についていろいろとお話してきました。水溶性食物繊維は大腸に住む腸内細菌、とくにいわゆる「善玉菌」のエサになって腸活を助けてくれるのです。

では、腸活のためには、水溶性食物繊維をいつ摂取すると良いのでしょうか? 朝? 昼? 夕方? それとも寝る前?? 今回は、水溶性食物繊維の摂取のタイミングについてお話したいと思います。

血糖値×食物繊維 の効果とは・・・?

水溶性食物繊維を摂る最適な時間については、「血糖値」との関係があります。

食事をすると血糖値が上がります。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、血糖値の急激な上昇は体に悪影響を与えやすくなります。

糖が過剰に血管内にある状態は神経にダメージを与えたり、脂肪として蓄えようとしたりするからです。血糖値はなるべく穏やかに上昇するほうが良いのです。

そのため、最近の研究では、朝食(前)に食物繊維を摂取することが良いのではないかといわれています。

基本的に、糖は小腸に到達すると迅速に体の中に吸収されます。でも、食物繊維が糖に絡まっていると、体内に吸収されるのに時間がかかるため、血糖値の上昇はゆっくりになります。

朝食前に食物繊維を摂取しておけば、血糖値の急激な上昇を抑えることが期待できるのです。

夕方でもいいけど、朝のほうがおトク!!

水溶性食物繊維を摂取することで、食後に上がる血糖値の急激な上昇を抑えることができるのですからもちろん夕食前でも効果があります。

ただ、朝食前であれば、朝食だけでなく、昼食での血糖値の急激な上昇もあわせて抑えることができるというメリットもあるのです。

朝食の時ほどではありませんが、朝食前に摂取した食物繊維がまだ幾分か小腸に滞在しているので、昼食での糖の吸収を抑えることができます。

まずは1週間、やってみよう!

水溶性食物繊維は、その形の違いから直鎖型と分岐型に分けられます。以前もお話しましたが、直鎖型のほうがより大腸の奥にまで到達するため、腸活には効果的です。

ただ、摂取した水溶性食物繊維が大腸に到達するにはかなりの時間がかかります。食事をして吸収されなかった残りかすが大腸の入り口に到達するにはおおよそ10時間程度、大腸の終わり(肛門近く)までは、(個人差が大きいですが)1~3日程度かかるといわれています。

到達するのに時間がかかるので、水溶性食物繊維を摂取したからといって、すぐに効果が出るわけではありません。効果を実感できるには、数日はかかるでしょう。

当薬局でも、腸活で水溶性食物繊維の摂取をはじめる場合、まずは1週間、続けてみることをオススメしています!興味のある方はご相談ください!

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