ダイエット

めざせ!「お家ダイエット」
「腸活」基礎知識~“うんち”の世界 ― その2

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

腸のはたらきをよくすることでカラダ全体の調子をととのえる「腸活」。健康的な「お家ダイエット」を成功させるには「腸活」が大切です。

今回は「腸活」の基礎知識「うんち編」の第2回となります。前回に続いてうんちの世界を掘り下げたいと思います!

力まないで出てくる「バナナ形」が理想!

前回は「うんちは何でできているか?」を中心にお話ししました。「うんち=食べもののカスではない」・・・はじめて知った方も多いのではないでしょうか?

また、うんちの中にはたくさんの腸内細菌も存在しています。うんちを調べると自分の腸の中の腸内細菌の比率や種類が見えてきます。興味がある方は、ぜひ一度検査してみることをオススメします!

さて、今回は「うんちのカタチ」についてお話ししたいと思います。

みなさんも聞いたことがあると思いますが、一般的に理想とされるうんちは「バナナ形」です。お腹の調子がよいときに出てくるバナナうんちは、力まなくてもストーンと出てきます。残便感もなくスッキリしたうんちです。

毎日の食事でたっぷりの水分補給を

理想的なバナナ形うんちに含まれる水分量は、約70~80%くらいといわれています。水分たっぷりのバナナうんちのためには、毎日きちんと水分をとる必要があります。

あまり水分をとらない生活をしていると、うんちの水分量も少なくなって硬くなりやすくなります。硬いうんちは便秘や痔の原因にもなります。つねに適度な水分補給を心がけましょう!

食事の内容が影響するうんちの太さ!

ビタミンや食物繊維が少ない、いわゆる「高脂肪食」(肉類ばかりの偏った食事やジャンクフードなど)を続けていると、うんちは細くなります。

逆に、炭水化物や食物繊維の多い和食中心の生活をしていると、うんちは大きく太くなりやすいです。和食に含まれる豊富な食物繊維が、腸内で不要物などをからめとって体から出すため、うんちの嵩(かさ)が増すことが一因といわれています。

うんちの太さや量は、食事の内容によりかなり変わってくるのです。高脂肪食は美味しくて魅惑的なのですが、そればかり続かないようにしたいですね。

体調や年齢でも変わるうんちの形

うんちの形状は体調にも左右されます。

たとえば、経験されたことがある方も多いと思いますが、風邪やインフルエンザなど体調を崩したときは、うんちがびしゃびしゃと水(もしくは泥)っぽくなりますね。これは一時的なものですから、体調が回復すれば、うんちももとどおりになります。

また、年齢によっても変化します。

小さい子どもは、うんちを出すのにかかわる筋肉(括約筋)の調節が利きにくいため、うんちは太くなることが多いのです。

ところが歳を重ねていくと、腹圧に必要な腹筋が弱まったり、括約筋が弛緩しやすくなることで、子どもの頃と比べてうんちが細くなる傾向があるのです。元気な人は、適度な運動で筋肉をきたえておくといいですね。

バナナうんちで「腸活」!

バナナうんちはお腹の調子がよいことの目安となります。バランスの良い食事やたっぷり水分をとることを心がけ、適度な運動も取り入れて、バナナうんちを目指しましょう!

これから夏に向けて汗をかくことが多くなると、ますます体から水分が失われます。こまめな水分補給を心がけましょう!

 

 

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