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放っておいてはダメ!「便秘」のはなし-2

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

引き続き「便秘」のお話しです! 前回、便秘の状態が続くと、いろいろ悪い影響があることをお伝えしました。

では、便秘が引き起こす体調変化には、どんなものがあるのでしょうか……?

便秘と脳の関係とは?

“便秘の状態が続く”のは、うんちを送り出す役割を担っている胃腸の動きが悪くなっていることでもあります。

前回もお話ししましたが、腸脳相関という言葉があるように、腸と脳の働きには関わりがあると言われています。精神的なストレスで脳の働きが良くないと、腸にも影響して便秘になってしまうこともあります。

逆に、便秘で腸の動きが悪くなっているのであれば、脳の働きに影響を与える可能性もあるということです。

病気から起きる便秘も

便秘の症状は、別の病気によって引き起こされることもあります。有名なものとして、「パーキンソン病」や「糖尿病」があります。

腸の運動が弱くなる「パーキンソン病」

ヒトの活動の様々なところに関わる「神経の伝達」に障害が起こるのがパーキンソン病です。

筋肉を動かすのにも神経伝達が行われていますから、パーキンソン病により筋肉の運動がうまくいかなくなると、腸の運動も弱くなります。そのため、うんちが肛門へと運ばれずに便秘になるのです。

腸内環境がよくない「糖尿病」

糖尿病の患者さんは、腸内環境が良くなく、善玉菌が少ないといわれています。

善玉菌が作り出すもののひとつに「短鎖脂肪酸」があります。

短鎖脂肪酸には、便通をととのえ、腸の動きの正常化を助けるなど、いろいろな効用がありますが、血糖値を下げるホルモンの分泌にも関わっていることが分かっています。

善玉菌が少ないと、短鎖脂肪酸の量も少なくなり、血糖値が下がりにくいため糖尿病になりやすく、腸の動きも鈍くなって便秘になってしまうのです。

さらに、血糖値の悪化が長期間続くとうつ病になりやすい傾向があることが分かってきています。

腸と脳の働きには関わりがあるため、うつ病など脳が関わる病気になると腸の動きが悪くなることもあります。そのため、糖尿病の方は便秘の症状で悩む方が多くいるのです。まったくの悪循環です。

便秘がもたらす悪影響はいろいろです。便秘は放っておかずに改善することが大切です。そのために行うのが腸活です。

目標は1日1億個?!

では、腸活にはどんな方法があるのでしょう?

効果的なのは、善玉菌の補給や善玉菌のエサになる食品を摂ることです。善玉菌の補給ができる食品はテレビCMや広告などでよく見かけるように、多くの商品がありますね。

ただ、口から飲む善玉菌は腸内に定着しにくい傾向にあります。

善玉菌でも、悪玉菌でもヒトの体にとってはよそ者です。体はその菌が体に良い働きをするか、悪さをするのか判断ができません。

そのため、菌は体外へ排出されるしくみとなっていて、善玉菌だからといって簡単に腸内に住み着くことはできないのです。もちろん、悪玉菌も簡単には住み着けません。

もし腸内に善玉菌に住み着いてほしい場合、大量に善玉菌を摂取する必要があります。

論文などでは、1日100億個程度の菌を摂取すれば、腸内に住み着くだろうと考えられています。それだけの数がないと、いくら送り込んでも体の外へと出て行ってしまうのです。

便秘のお悩みは薬局へ!

当薬局では、1回で50億個の善玉菌が摂取できる健康食品「イサゴール50億」を置いています。2回の服用で1日100億個が摂取できるため、腸内環境の改善を図ることができます。

便秘が続くのは、とてもストレスですね。健康的な生活を送るためにも、放置してはいけません。便秘でお悩みの方は、ぜひ薬局にご相談ください。

 

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