腸 活

アレルギーにも腸活! 花粉症の改善も?

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

2月も中旬を過ぎて少しずつ気温が上がる日が増えてきました! 春が近づいているようで嬉しい反面、心配になるのが花粉症です。

花粉症は、気温の上昇に伴い花粉の飛散量が増えることで発症しやすくなります。目のかゆみや鼻水、くしゃみなど、さまざまな症状を引き起こし、日常生活に大きな影響を与えます。

つらい症状は、アレルギー反応によって起こるといわれています。今回は、悩ましい花粉症についてお話したいと思います。

免疫細胞が過剰攻撃

花粉はアレルゲン(アレルギー反応を引き起こす物質)です。一定量の花粉が体内に入り込むことでアレルギー反応が起こります。

一般的に、アレルゲンなどの異物が体内に侵入すると、体内で悪さをしないように早めに排除しようとします。排除する働きのことを免疫反応といい、ウイルスや細菌、微生物などは、この免疫反応によって毎日のように体の外へと排除されています。

身体にとって大切な免疫反応ですが、まれに異物を排除しようとする働きが過剰になることがあります。本来は異物だけ排除するはずなのに、異物を排除するためにやってきた免疫細胞が周りの正常な細胞まで攻撃してしまうのです。

周りにまで被害が出てしまうことで、炎症反応が起こり、いろいろな症状として現れます。

いやな症状を引き起こす代表的な物質がヒスタミンです。

アレルギー反応が起こるとヒスタミンが大量に産生されます。ヒスタミンは血管を浮腫(むく)ませたり、炎症性の物質を誘導するため目のかゆみや鼻づまり、鼻水などが起こるといわれています。

善玉菌が免疫機能をサポート

アレルギー反応は免疫系の過剰な働きです。過剰な働きを抑えることができれば鼻水や目のかゆみなどの症状は軽くすることができます。

免疫系の過剰な働きを抑える物質を作り出すもののひとつに腸内細菌があります。

腸内細菌のうち、とくに善玉菌と呼ばれる細菌は短鎖脂肪酸と呼ばれる物質を作り出します。この短鎖脂肪酸は、免疫系の働きの正常化をサポートしていることが分かっています。

腸活には2通りでアプローチ!

腸内細菌は、免疫系の働きにも大きく関わっています。腸内環境を整える=「腸活」を行い、善玉菌を増やせれば、アレルギー反応による症状を軽くできる可能性があるのです。

では、具体的に腸活はどうやったらよいのでしょう? 腸活を成功させる2つの大事なポイントがあります。

①善玉菌を補給する

腸内にはすでに満杯の腸内細菌が住み着いています。少量の善玉菌を補給しても、腸内に住み着くことなく体の外に出されてしまいます。

補給した善玉菌が腸内に定着するためには1日あたり50~100億個の善玉菌が必要といわれています。毎日継続して50億個以上の善玉菌を補給していれば、腸内に善玉菌が住み着いてくれるようになります。

②善玉菌のエサを補給する

住み着いた善玉菌が増えるためには、善玉菌のエサが必要になります。エサがないと善玉菌は生きることができなくなって数を減らしてしまいます。

善玉菌の主なエサは水溶性食物繊維です。

雑誌などで、水溶性食物繊維が比較的多く含まれるものとして、キクイモが取り上げられています。ほかにも海藻類などにも多く含まれています。

毎日続けるために、薬局へご相談を

水溶性食物繊維をとったほうがよいのはわかっていても、毎日たっぷり食べるのは大変ですね。当薬局では、善玉菌を補給できる製品のほか、水溶性食物繊維を効率的に補給できる製品も用意しています。

花粉症がつらい方、体調不良で悩まれている方はぜひ薬局にご相談ください!

 

コメントを残す

*