ダイエット

ダイエットに運動は必要?

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

ここのところ、急に寒くなったりして、秋も深まってきましたね。やっぱり「食欲の秋」といいたいところですが…… 今回もダイエットについてのお話しです!

「運動では痩せられない」って本当?

健康サプリメント(ダイエットサプリメント)のうたい文句などで、「運動で痩せることはできない!」という言葉をみかけたことはありませんか?

“運動で消費できるカロリーはかなり少ないため、非効率的でダイエットには不要”ということのようです。

たしかに、その主張は一見正しいように思えます。

では、本当にダイエットに運動は必要ないのでしょうか?

必須ではないけれど「重要な項目」

結論からいうと、運動は必須ではありません。でも、ダイエットを効果的に成功させるために重要な項目なのです。

運動による消費カロリーはかなり低く、運動して痩せるには、スポーツの選手と同じくらいのハードさが求められます。“運動がダイエットにおいて非効率的である”というのはそのためです。

でも、運動にも良い点はあります。ダイエットに対する直接的な効果よりも、間接的な効果が大きいのです。

運動の間接的な効果とは?

運動の間接的な効果として、大きく3つあげることができます。

まず1つ目は、腸を動かす働きがあることです。腸が動くことにより、うんちを効率よく肛門まで運ぶことができますし、便秘の予防になります。

2つ目は、運動して筋肉量が増えると脂肪細胞の燃焼がすすむことです。

そして3つ目は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの作用が強くなることです。インスリンは血糖値を正常に保つ効果があります。血糖値が異常に高い状態が続くと脂肪を蓄えやすくなってしまうのですが、それを防いでくれます。

血流や睡眠の質の改善も

そのほかにも運動による効果として、血流量を増やして冷え性や肩こりを改善したり睡眠の質を向上するなどがあげられます。

どれも一見してダイエットには無縁と思われるかもしれません。

でも、血流が悪いと体の隅々まで栄養が運ばれてきませんし、老廃物も回収されずに蓄積してしまいます。睡眠の質が良くないことで、太りやすくなることも研究で分かってきています。

動かないと筋肉がなくなる?!

また、ヒトの体は生き残ることを最優先に、臓器や細胞が機能します。

あまり体を動かさないでいると、ヒトの体は「自分は動かなくても生きていける」と判断して、「それなら筋肉は必要ない」と勘違いした挙げ句、筋肉を分解してエネルギー源となる脂肪を蓄えようとしてしまうのです。ちょっとコワイですね……

運動することは、ダイエットだけでなく健康を維持するためにも、とても大切なことなのです!

できる範囲からはじめてみましょう!

でも忙しい現代の日本で、毎日ジムに通ったり、フットサルなど体を使うスポーツを定期的に行ったりするのはかなりハードルが高いですよね。

そこで、スクワットや腹筋、ウォーキングなど簡単にできる運動がオススメです!

スクワットや腹筋などの大きな筋肉を動かす運動は、脂肪をより多く燃焼してくれます。ウォーキングでも、そう気負う必要はありません。通勤や帰宅時に、ちょっと意識して遠回りしてするだけでもいいのです。その積み重ねが少しずつ効果となって現れます。

運動はダイエットに必須ではありません。でも、運動をするとダイエットの成功率は格段に上がります。

ダイエットでうまく効果が出てない方、食生活を見直したい方は、ぜひ当薬局にご相談ください!

 

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