その他

胃腸が弱く、寝付けないときの漢方薬
「温胆湯(うんたんとう)」

さわやかな五月晴れの時期は短くて、もう梅雨の時期が近づいてきています。ここ数年は、以前と比べて梅雨入りの時期が早まっているともいわれています。

雨が多いと、湿度が高く毎日ジメジメ…… ちょっとイヤですね。漢方の考え方では、湿度は「邪気(湿邪)」となり、体に悪影響を及ぼすとされています。

今回は、そんな湿邪(湿)のお話です。

“火照って眠れない”のは「湿」が原因かも?!

湿が体内に入ると、体を巡っている“水”の流れが滞りがちとなります。水には、過剰な熱を冷ましたり、体の隅々まで必要な水分を届けたりする働きがあります。

水の流れが悪くなってしまうと、熱を冷ますことができずに体が火照ってしまったり、浮腫みが生じたりすることがあります。

火照ってしまう状態は「湿熱」ともいいます。夜、睡眠時に感じることが多く、手足が火照ることで眠れなくなる方は意外と多いのです。

また、体が火照っているとき、舌の状態を見ると、舌の苔に色がついていることがあります。湿熱の状態では、濃い白色もしくは黄色になっているケースが多いといわれています。

舌の苔は体調を現わす大事なサイン!
ブラシで取ってしまうまえに、苔の状態をみて、自分がどのような状態なのか、体調をチェックしましょう!

胃腸が弱い人なら「温胆湯」うんたんとう

体が火照ったりすることで、眠れなくなるのは、とてもつらいものです。「温胆湯」うんたんとうは、そんな症状のある方もなかでも、とくに胃腸の弱い方にオススメの漢方薬です。

販売会社

イスクラ産業株式会社様

効能・効果

体力中等度以下で、胃腸が虚弱なものの次の諸証:不眠症、神経症

用法・用量

次の量を1日3回食前または食間に服用してください。

成人(15歳以上):1回1包、15歳未満7歳以上:1回2/3包、7歳未満4歳以上:1回1/2包、4歳未満2歳以上:1回1/4包

成分

ハンゲ、ブクリョウ、ショウキョウ、チンピ、チクジョ、キジツ、カンゾウ、オウレン、サンソウニン

※本製品は第2類医薬品です。 参考HP https://www.iskra.co.jp/product/tabid/79/pdid/4/Default.aspx

「なかなか眠れない」「体調が良くなくて、舌の苔を確認したら濃い白色や黄色だった」などのときには、ぜひ薬局にご相談ください!

コメントを残す

*