こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。
今回はダイエットのお話しです。日々多くの人がダイエットに取り組んでいます。ただ継続は難しいもので、どうしても長続きせず、途中で断念してしまう人も多いですね……。
でもその一方で、無理なく継続してダイエットを成功させる方もいるのです。では、ダイエットがうまくいく人といかない人の違いは何でしょうか……?
今回は“ダイエットがうまくいかない人”に共通しやすい“4つのポイント”についてお話しします。
目標がはっきりしなくて・・・
まずひとつ目のポイントは「目標が設定されていない」。最終的にどのようになりたいのか目標が決まっていないタイプの人です。
ダイエット以外でも多くのことに当てはまりますが、何かをはじめるとき、目標があることで達成率が上がります。
たとえば、普段から料理やお菓子を作り慣れている人なら、目の前にあるものや適当に買った食材でも、うまく組み合わせて作ることができると思います。でも、作り慣れていない人の場合、目の前のものや適当に買ってきた食材で効率よく料理を作るのはなかなか難しいでしょう。
作り慣れない人が料理やお菓子を作るときには、目標(=カレーやクッキーなどの成果物)が重要です。その料理に必要なもの(食材)をそろえることで、目標を達成することができるようになります。
ダイエットでも同じです。なんとなく食事を制限してみたり、運動をしてみても、目標が決まっていないとモチベーションを保ち続けることが辛くなってきます。
大事なのは、どういう状態になりたいのか目標を立てること。目標を達成するために方法を考える人の方が、最終的な達成率は高くなります。
自分のこと、よく知らない?
二つ目は、「現状を知らない」こと。ひとつ目のポイントである“目標となる体重や体型の設定”のためには、まず今自分がどの位置に立っているのかを理解する必要があります。“スタートライン”を知るのです。
手際よく料理を作るには、手元にどんな食材があるのかを知っているほうがいいですよね。それと同じです。ダイエットに対して“食材“にあたるのは、体重、体脂肪、筋肉量などでしょうか。
体組成以外にも現状での食事の内容なども記録していると、さらに良いスタートが切れるようになります! はじめる前に、ぜひノートやメモで記録しておくことをオススメします。
かたくなに「あれはダメ!」はダメ!
三つ目のポイントは「○○はダメ!を守ろうとする」ことです。
何かをかたくなに拒否するというダイエット法です。最近では、「糖質はダメ」や「小麦粉はダメ」など糖に関するものがよく取り上げられていますね。
とくに小麦粉は悪者のように扱われることがあります。たしかに小麦粉は悪玉菌を増やしやすいともいわれており、腸内環境の面でもあまりいいものではないかもしれません。
ただ、小麦粉は多くの料理で使われています。小麦粉を使わない料理でダイエットを行っていくと決めてしまうと、どうしても食べるものが単調になってしまいます。
また、「これはダメ!」とネガティブな考え方でダイエットを行っていくと、体重の減少が止まったり行き詰ったりしたときに、ダメなことばかりに目を向けてしまい、次の手が打ちにくくなります。
なりたい自分になるのがダイエットですが、目標達成後もなるべく良い状態を維持することも重要です。良い状態を維持するためにも、無理なく続けられる食事内容でダイエットに取り組めることが大切なのです。
偏りすぎて、栄養不足……
四つ目は「偏りが大きい」ことです。偏りとは食事内容のことです。
ダイエットは、その人の体型や体組成によって異なりますが、一般的に健康な状態になることを目的として行います。そのためにはバランスのよい食事は大切です。
三つ目のポイントともつながるのですが、ダイエットで極端に偏った食事を続けていると、その内容によってはビタミンやミネラルが不足してしまう可能性があります。
せっかく健康的なダイエットを行おうとしているのに、ビタミンやミネラルなど必要な栄養素が不足してしまうと、何かしらの病気を引き起こしてしまうこともあります。
食事は健康の基本です。食事内容を決めるときは、バランスや栄養素を考えましょう。
でも、ダイエットは難しくない!
今回は、ダイエットがうまくいかないときのポイントについてお話ししました。自己流でダイエットに挑戦したけれど失敗…… という方も多いと思います。
でも、ダイエットは決して難しいことではありません! ダイエット方法に悩んでいる方は、ぜひ一度薬局にご相談ください!