ダイエット

「太る原因」にはナニがある?!

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

2021年が明けて2か月が経過しました。お正月にのんびりして体重が増えてしまった! 何とかしなければ…… と思いつつそのままにしている、なんてことはありませんか?

今回は、なぜ体重が増えてしまうのか、その原因について考えてみたいと思います!

日本でも年々増える過体重・肥満

ある研究のデータでは、過体重の人は全世界で約22億人いるといわれています。さらに、肥満の人は全世界で約7億人いるとのことです。

この研究データでは、過体重=BMI25~29、肥満=BMI30以上と定義しています

世界の人口が約70億人と考えると、過体重や肥満の人はかなり多いですね。日本人も例外ではなく、過体重、肥満の人口は年を追うごとに増えています。

体重が増える背景にはさまざまな要因がかかわっていますが、大きく影響しているのは、食事、それから運動量や睡眠時間の減少といわれています。

消費できないエネルギーはそのまま脂肪に!

現代は生活が豊かになり、身の回りに食べ物があふれています。体重が増えないように体型を維持するためには食事がとくに大切です。

日々の生活で消費されるエネルギー以上のカロリーの食事をとっていれば、余分な脂肪として蓄えられることになります。

たとえば、1日の消費カロリーが2000キロカロリーだとします。その人が1日に3000キロカロリーの食生活を送っていたら、毎日1000キロカロリーが過剰なエネルギーとして脂肪に置き換わってしまうのです。

太りやすい食べ物と太りにくい食べ物

太りやすい食品としては油を多く使っているものがあります。例えばポテトチップスや唐揚げなどです。

逆に太りにくいのは、食物繊維を多く含む食品です。食物繊維は人間の体では消化・吸収することができないので、過剰にエネルギーとして吸収されることがありません。

また、食物繊維が脂質や炭水化物と絡まることで、脂質や糖が体内に吸収されるのを抑えてくれます。さらに食物繊維は、大腸まで到達すると腸内細菌の餌になります。善玉菌の餌が増えて腸内環境がよくなると、血糖降下作用を助けたり、免疫機能の適切なコントロールができるようにもなります。

カロリー消費だけではない! 運動の効果

いくら走ったり、筋トレをしたりしても消費カロリーは少ないので「ダイエットに運動は必要ない!」と言う人もいますが、ちょっと待ってください。運動の重要性は消費カロリー以外にもあるのです。

運動をすることで筋肉が増えるため、血糖値を下げるホルモンの働きが良くなったり、血流が良くなることで体の隅々まで栄養が行きわたり代謝が良くなります。

逆に運動をしなくなると、筋肉が衰えて脂肪がつきやすくなったり、ホルモンの働きが悪くなって体の機能に悪い影響が出てしまいます。

睡眠不足でホルモンの働きも低下

最近の研究では、睡眠時間が短いことも体重の増加にかかわっていることが分かってきています。

ヒトは、はるか昔から、明るい時間に起きて活動して、夜暗くなると眠る生活を送ってきました。ヒトの体には、生活を送るうえで重要な機能として、概日リズム(別名:サーカディアンリズム)と呼ばれる体内リズムが備わっています。

概日リズム(サーカディアンリズム)とは、体温やホルモン分泌など、からだの基本的な機能が持つ約24時間周期のリズムのことをさします

体温や血圧が変動し、朝になると起きたり、夜になると眠くなったりするのは、ホルモンの働きによるものです。その働きのなかに、血糖値や代謝を適正に維持することも含まれています。

睡眠時間が短くなると、機能がうまく働かなくなり、血糖値が乱れたり、代謝が悪くなったりします。これが体重増加につながってしまうのです。

3つの原因を避けて太りにくいカラダを!

体重が増える原因には、主に3つの理由があることをお話ししました。今の生活で当てはまることがあったでしょうか?

もし当てはまるなら、改善することで、これから太りにくい体を作るためのチャンスとなるかもしれません。

もうすぐ3月、「そろそろ本気でダイエットをはじめよう!」という方も多いかもしれません。他のダイエットの記事も参考にして、ぜひ取り組んでみてください!

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