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放っておいてはダメ!「便秘」のはなし-1

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

4月になりました! 新年度を迎えて、入学や就職、新しい職場への異動など新しい生活を始めている方も多いと思います。新居へ引っ越された方もたくさんいらっしゃるでしょう。

新しい生活をはじめることは、期待も大きいけれど、精神的にストレスを感じやすい状況でもあります。ストレスが多くかかるような環境にいると増えるのが「便秘」です。

今回は、便秘についてのお話しです!

男性も増えてきている「便秘」

多くの方の悩みのタネとなっている「便秘」。国の調査では男性2.5%、女性では4.6%の人が便秘で悩んでいるそうです。

100人の男女が集まると、その中に3、4人は便秘の方がいる計算ですね。以前は、便秘=女性というイメージもありましたが、近年では便秘に悩む男性も増えてきているようです。

便秘の分類方法って?

便秘は原因からいくつかの分類方法があります。

現在、国際的には、うんちの回数の減少を特徴とする大腸通過遅延型便秘と、うんちが出にくい状態が特徴の便排出障害といった「病態(病気の状態)による便秘の分類」が一般的となっています。

ただ、この国際的な分類方法は、大腸通過時間検査や排便造営検査など、一般的な病院では行われていないような専門的な検査が必要となります。

そのため、日本では、以前から知られている「器質性便秘」「薬剤性便秘」「機能性便秘」など「便秘の原因による分類」がおもに使われています。

そもそも便秘とは・・・?

実は、うんちの回数が少ないだけでは便秘とはいいません

もともと、うんちの回数は人によって異なります。1日1回出ないと落ち着かない方もいれば、3日間出なくても大丈夫な方もいます。

毎日出る人が2日うんちが出なければ便秘といえますし、いつも3日に1回の人が3日出なくても便秘ではありません。

便秘の定義はその方によって異なるのです。明らかに出る回数が減ったり、お腹が張るような症状や、うんちがお腹に残っているような感じがする状態になった時に、一般的に便秘であると考えられています。

緊張も便秘の原因・・・

新生活で便秘になりやすいのは腸脳相関が関与している可能性があります。

緊張するとお腹が緩くなることがあるというのは広く知られていますし、実際にそのような状態になってしまう人もたくさんいます。同じような原因で、便秘気味になる方もいらっしゃいます。

今の時期、新しい学校生活がはじまることや職場環境が変わることなどで、無意識のうちに緊張し続けていることがあります。その緊張がお腹に伝わると自律神経の乱れが起きて、お腹を下しやすくなったり、逆に便秘になったりするのです。

気にならなくても、できれば早く改善を!

便秘の症状の程度は人によって異なります。お腹が張ってかなり辛い方もいれば、そこまで日常には支障がない方もいます。

でも、健康の面から考えると、便秘の状態はなるべく早く改善した方が良いと言われています。便秘の状態が続くことで、様々な機能に悪影響を及ぼすことが分かってきているのです。

ではそれは何なのか……? 具体的な内容については次回お話しします!

 

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