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ダイエット✕タンパク質
適しているのは「動物性」or「植物性」?-2

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

今回は、前回から引き続き、ダイエットとタンパク質のお話しです!

健康になるため“ダイエット”

ダイエットの目的は“健康になること”です。

太っているから痩せることもダイエットのひとつですが、痩せすぎているから適正体重に増やすこと、また、体重は適正だけれど、体組成測定で体脂肪が多くて筋肉量が少ない人が、体重を維持したまま筋肉量と体脂肪量を正常化することもダイエットです。

そのような理由でダイエットをする場合、タンパク質の摂取が不足しているケースが多いのです。ダイエットに取り組むときには、タンパク質の摂取は大切です。

前回は、動物性タンパク質と植物性タンパク質についてお話ししました。では、ダイエットではどちらのタンパク質を摂取すると良いのでしょうか……?

肉をたくさん食べ続けるのはキケン・・・?

前回お話しましたが、植物性タンパク質は動物性タンパク質よりもアミノ酸スコアが低いものが多いです。

「それなら、動物性タンパク質をたくさん摂ればいいんじゃない?」と思われるかもしれません。

でも、動物性タンパク質を多く摂取することにはデメリットもあります。

動物性タンパク質の摂取と病気の関係について、日本やアメリカでも多くの研究が行われています。動物性タンパク質を多く摂取していた人たちは、植物性タンパク質を意識的に摂取している人たちと比べて心血管イベント(心臓疾患系)のリスクが高い傾向にあるという報告があります。

動物性タンパク質を摂取する食材=肉類には多少なりとも脂肪が含まれています。肉をたくさん食べていると、タンパク質だけでなく脂肪を多く摂取してしまうことになるのです。

過剰な脂肪を摂り続ける食生活をしていると、血管に負担がかかり、長期的には心臓への負担となってしまうのです。

植物性タンパク質だけでも×!

「それなら、植物性タンパク質だけをたくさん摂ればいいの?」というと、やっぱりそうではないのです。良質なタンパク質は動物性タンパク質に多く含まれているので、植物性タンパク質だけを摂取するのはいいことではありません。

ダイエットとは少し話がそれますが、肉類にはビタミンB12が豊富に含まれています。ビタミンB12が不足しすると、巨赤芽球性貧血という貧血を引き起こしてしまう可能性もあり、肉類は健康を保つためにもとても重要な食材なのです。

動物性も植物性もバランスよく摂取が大切!!

ダイエットでは、動物性タンパク質と植物性タンパク質の両方を同じくらいの割合で摂取することが理想と言われています。

動物性タンパク質を摂取するときは、脂肪の少ない鶏むね肉やDHAなどが含まれている魚類がオススメです!

植物性タンパク質の摂取も大切なのですが、普段の食事からは摂りにくいのが難点ですね。薬局では植物性タンパク質を手軽に摂れるプロテインの利用もオススメしています!

ダイエットに取り組んでみたい方はぜひ薬局にご相談ください!

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