こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。
突然ですが、「老化」ってイヤな言葉ですね……。残念ながら誰にでも訪れるものなんですが、なるべくなら遅らせたい……
中医学では、老化にかかわる臓器として「腎」が重要視されます。今回は、腎の機能とその衰えに対処する方法についてのお話しです。
腎の働きが弱ると老いの症状が…?!
中医学の考え方によると、腎は体を温める作用や骨の維持などに関わっているとされています。
腎の働きは年齢を重ねるごとに衰えていき、足腰がだるくなったり、骨がもろくなったり、耳鳴りや冷えなど、さまざまな症状を引き起こします。いわゆる「老い」の症状です。
腎の働きが衰えると温める作用が弱まるのですが、体の一部が火照ることもあります。
火照りはおもに顔など上半身で起こりやすく、下半身はむしろ冷えの症状が強くなることが多くあります。これは、腎の温める作用が弱まり、下に降りてきた冷えが下半身にとどまってしまうためです。
冷えの症状よりも火照りの症状が強いと、のぼせるような症状として感じやすくなることもあります。
腎の働きを補う「双料杞菊顆粒」
腎の働きを補う漢方薬に「双料杞菊顆粒」があります。「双料杞菊顆粒」は、六味丸にキクカ、クコシを加えた処方、でこれら8種類の生薬から抽出したエキスを顆粒としたものです。
販売会社
イスクラ産業株式会社様
効能・効果
体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇があるものの次の諸証:
かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下
用法・用量
次の量を1日3回食前又は食間に服用してください。
成人(15歳以上):1回1包、15歳未満7歳以上:1回2/3包、7歳未満4歳以上:1回1/2包 *4歳未満は服用しないでください
成分
ジオウ、サンシュユ、サンヤク、タクシャ、ブクリョウ、ボタンピ、キクカ、クコシ
※本製品は第2類医薬品です。 参考HP https://www.iskra.co.jp/product/tabid/79/pdid/69/Default.aspx
年齢を重ねてくると、多くの方がほてりやのぼせ、めまいなどの症状に悩まされます。つらい症状でお困りの方は、ぜひ薬局にご相談ください!