ダイエット

密接した関係?!
ダイエット×睡眠-1

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

今回のテーマはダイエットなのですが、少し話を変えて「睡眠」についてお話したいと思います。

ダイエットの話なのになぜ睡眠? と疑問に思われるかもしれません。実は、ダイエットに取り組むときに大切とされているのが、食事に加えて睡眠なのです。

今回は、睡眠の重要性と実際にダイエットに取り組むうえでの注意点などについてお話しします。

食事だけではない、ダイエット失敗のもうひとつの「敗因」

寝るのが遅くて睡眠時間が短い人は、太りやすい体質であったり、ダイエットに挑戦しても成功しないことがあります。

当薬局でも「食事を改善したのに、うまく体重が落ちない」と悩んでいる方のお話しを伺うことがあるのですが、食事内容が良くても、睡眠が取れていないため痩せにくいということは多いのです。

いいかえると、食事と睡眠の改善ができれば、ダイエットの成功率が上がる、太りにくい体質を作ることができるということです。

必要な睡眠→理想は7時間!

では、ダイエットに取り組んでいるときにはどれくらい睡眠をとると良いのでしょうか。

海外と日本とでは、睡眠時間には大きな差があります。海外の人と比べて、日本人は平均睡眠時間が短いことがわかっています。睡眠時間が短いと体内リズムにズレが生じて、体温の維持や免疫機能の調整、代謝などのバランスが保てなくなってしまいます。

体温を維持できなかったり、代謝が悪くなったりすると、脂肪を燃やす力が弱くなります。結果的に太りやすくなってしまいます。睡眠をしっかりとることは、とても大切なことなのです。

個人差や取り組んでいる仕事など生活環境にもよりますが、理想をいえば7時間程度の睡眠時間を確保したいところです。

食後すぐの運動・睡眠は×!

食事をとったあとは消化の時間となります。体にとって大事な時間です。食後にいきなり運動したり、すぐに寝てしてしまうと、消化管の動きなどが悪化して、栄養の吸収も悪くなります。

運動は消化が終わってから、寝るのは食後おおおそ2時間以上経ってからが理想といわれています。毎日23時に寝るとしたら、晩御飯は21時より前に済ませたいですね。

「時計遺伝子」が夜の食事時間を監視?!

食後にすぐに寝ない場合でも、ダイエットに取り組むときには、21時を過ぎての晩ご飯や夜食はオススメできません。

ヒトの体には「時計遺伝子」が存在しています。この遺伝子の働きのひとつとして、21時を過ぎてから食事をとった場合、脂肪として溜め込む能力を一気に上げてしまうことがわかっています。昼間の時間帯の数倍、数十倍にもなるという研究もあります。

時計遺伝子とは、概日リズムをコントロールする遺伝子群をさします
現在わかっているものだけで数十種類あります

ダイエットを成功させたい場合、夜遅くにご飯を食べるのはNGです。食事をとる時間にも気を付けましょう。

遅くなったら、タンパク質&野菜中心の食事で!

21時前にご飯を食べようと思っていても、仕事の都合などでどうしても遅くなってしまうこともあるかもしれません。そういうときには、脂肪になりやすい糖質・炭水化物は避けて、たんぱく質や野菜を中心の食事にすると良いですね。

次回も、ダイエットと睡眠についてお話したいと思います。

 

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