こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。
電車や街中、ネットなどでも、たくさんのダイエット広告が目に留まります。
痩せたことが一目で分かるように、Before、Afterの写真がついて「マイナス○○キロ痩せました!」なんていう広告も多いですね。
今回からは「ダイエットの成功」について考えてみたいと思います。
今取り組んでいる、過去に取り組んでいたダイエットは本当に成功といえるのか、また“成功したダイエット”とはどういうものなのかなどについて、2回に分けてお話ししたいと思います。
目的は“体重を落とす”ことだけ?
私自身、以前はダイエットについてあまり考えたことがなく、「○○キロ痩せました!」なんて広告を見ても、そんなに体重を減らせることができるなんてすごいなー、くらいにしか思っていませんでした。
でも、最近ダイエットに取り組むようになり、そのために腸活を行っていると、「何キロ痩せた」という広告が、本当にダイエットを行う人の体に良いことなのかと疑問に思うようになりました。
ダイエットの広告には、実は先にAfterの写真を撮って、その後たくさん食べて太った状態でBeforeの写真を撮る会社がある、という噂もあります
ダイエットの目的が“体重を落とす”ことだけになってしまっているのではないでしょうか……?
何かが加わったり、なくなったりしている?!
“きれいになりたい”“オシャレを楽しみたい”…… ダイエットの目的はいろいろあると思います。
もちろん、体重を落とすことで健康な体を手に入れるのは、とても大切なことです。
ただ、むやみに体重を落とすことだけにとらわれてしまうと、いざ体重が落ちたときに、本当に健康的な体になっているとは限らないのです。
体重が増える、または減るということは、今までの体に何かが加わったり、なくなったりすることです。体についたり、消えたりしているのは、脂肪や筋肉のほかにもさまざまなものがあり、体型や見た目にも影響を与えています。
では、ダイエットをして体重が落ちたとき、自分の体からは何が消えてなくなっているのでしょうか?
体から“なくなる”のはおもに3つ!
一般的に体重が落ちたとき、体からなくなっているのは、次の3つであることが多いといわれています。
水分
水分は体の60%くらいを占めている大事な要素の一つです。血液や細胞を潤す水などさまざまな役割があります。
筋肉
筋肉は、体を動かすのに必須な要素ですね。筋肉がなければ歩くことも、物を持って運んだりすることもできません。また、筋肉が衰えると肌に張りがなくなり見た目にも影響してしまいます。
脂肪
脂肪はよく悪いものの代表と思われることが多いですが、これも意外に体内では重要な役割をもっています。細胞の維持や、エネルギー源など脂肪がないと体の基本的な働きは失われてしまいます。
過剰な脂肪は心筋梗塞や脳卒中など病気の原因にもなるため、ほどほどの量が良いといわれています
体重が落ちているとき、3つのうちどれか(または複数)が、体から減っていることが多いのです。
次回は、“3つの体重減少”についてくわしくお話ししていきます。