こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。
前回、ダイエットに取り組むときには欠かせない「タンパク質」の重要性とおすすめの食材として「卵」のお話しをしました。
今回は、「卵」が優秀な食材なのはなぜなのか、実際に必要なンパク質の量も含めてお話したいと思います!
必要なのは“1kgに対して1g”のタンパク質!
タンパク質はアミノ酸の集合体で、アミノ酸には体内で作ることのできるアミノ酸(非必須アミノ酸)と、体内では作れないので、食事で補う必要のあるアミノ酸(必須アミノ酸)があります。
その食材に、どれくらいバランス良く必須アミノ酸が含まれているかを表す指標を「アミノ酸スコア」といいます。(くわしくはコチラから→タンパク質は何で摂る? ダイエット×食事-1)
ヒトが1日に必要なタンパク質の量は、体重1kgに対して1g(体重60kgであれば60g)といわれています。
タンパク質が重要なのはダイエットのときだけではありません。実は昔から、多くの日本人は、食事で得られるタンパク質の量が足りていないと考えられています。
そこで登場するのが「卵」です!
オススメは“1日2個”
卵はアミノ酸スコアが最高値の100、良質なたんぱく質を豊富に含んでいいます。日本人に不足しがちなタンパク質を補う優秀な食材なのです。
卵は、2個でタンパク質を約15g程度含んでいます。
1日に自分の体重(kg)と同じくらいのg数のタンパク質を摂ることを目安とすると、卵を1日2個食べれば必要量の多くをカバーすることができます。
卵でコレステロールは上昇しない?!
でも「卵って、1日2個食べ続けてもいいの?」と心配に思われる方もいるかもしれませんね。
たしかに、以前は、「卵はコレステロールを多く含むので、1日2個以上食べてはいけない」と言われていました。でも、最近の研究により、多くの人は1日2個たまごを食べてもコレステロール値に影響しないことが分かってきています。
その理由として、体内のコレステロールの値と食事で摂取するコレステロールの量は、そこまで大きく関係しないことが挙げられています。
ただ、卵を食べすぎることには注意が必要です。遺伝的に、たまごを食べるとコレステロール値が上がってしまう方がいるのです。「脂質異常症」の治療をされている方は、かかりつけの医師と相談してください。
タンパク質だけでなく、ビタミン・ミネラルも豊富!
卵は、タンパク質以外にも、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル、ビタミンAやビタミンBなどのビタミン類も含みます。
2000年ころから、日本人はタンパク質に加えてミネラルも不足しがちであると言われています。卵は、タンパク質だけでなくミネラルも補給できる食材なのです。
もし「ダイエットを始めたけれど、何を食べればよいか分からない」という方がいらっしゃったなら、まずは「卵」を食事のメニューに組み入れてみてください!
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