2024.09.11
9月に入っても夏バテ? 要因と対処法とは?!
こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。
9月に入りました。一時期のような体温に近いくらいまでの気温の日はなくなってきましたが、それでもまだまだ暑い日が続いていますね……お疲れの方も多いと思います。
30℃を超える日が続く8月の後半頃から9月にかけて、いわゆる「夏バテ」になる方が増えてきます。では、「夏バテ」とはいったいなに……? 今回は「夏バテ」の正体と対処法を探ります!
「夏バテ」は医学用語ではなく、夏の暑さが原因で起こす症状全般を指します。経験のある方も多いと思いますが、食欲がなくなったり、気力が低下したり、お腹の張りや下痢などの胃腸の不調、夏風邪をひくなど、さまざまな症状があります。
共通点として、全体的に体から体力がなくなったような症状を指すケースが多いようにみえます。
では、なぜそんな症状がおこるのでしょうか?
いくつかの要因が考えられますが、主な原因といえば、やはり暑さです。
暑さが長く続くと、暑さ自体が邪気となって体に侵入し、胃腸などの機能を低下させてしまいます。この暑さの邪気のことを、中医学では暑邪(しょじゃ)といいます。
暑邪が体内に侵入している状態は、体内に熱がこもっている状態でもあります。体内に熱が長くこもってしまうと、体はだるくなってしまいます。
それに加えて、日本の夏は湿度が高く、本当に蒸し暑いですね。「湿」も邪気となります。湿邪(しつじゃ)というのですが、暑邪と合わさることで、さらに体調不良を引き起こしやすくなるのです。
中医学では、「気」は食べ物を胃腸で消化することから作り出されると考えられています。
体内で「気」が充実するには、胃腸が元気で、栄養のある食べ物をしっかり食べられる状態でいることが、とても大切なのです。
でも、夏の暑さで食欲がなくなり、きちんとご飯を食べられなくなると、「気」を作り出すことができません。そのため、夏バテになると、「気」が不足して元気がなくなり、夏風邪をひきやすくなったり、胃腸の不調を訴えたりするのです。
では、夏バテを解消するにはどうしたらよいのでしょうか……?
夏バテとは、「気」を消耗している状態を指しているともいえます。そのため、治療には「気」の不足を補っていくことが重要となります。
「気」が不足している場合には「気」を補う漢方薬、補気薬を用います。とくに胃腸が不調の場合には、胃腸の「気」を補うのに特化した漢方薬がありますので、それを使用します。
また、湿や熱の邪気が原因で胃腸が不調になるケースもあります。その場合には、湿や熱を取り除く漢方薬が効果的です。
「気」は体の機能を維持するために大切な要素です。
夏バテが長引くと、「気」の不足した状態が続くことになるので、胃腸系以外にもいろいろなところで、からだの不調をきたしてしまう可能性があります。「たかが夏バテ……」と思わず、早めに対処することが大切です。
漢方薬局では、その方にあった適切な漢方薬を処方しています。「今年は夏バテがつらいなぁ」と感じている方は、ぜひ薬局にご相談ください!