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2025.09.03

「暑くて眠れない…」 そんなときの漢方薬は?!

こんにちは、薬局ぽっぽの大平です。

8月も終わり9月に入りました。それでも、まだまだ酷暑が続いています。

今年はとくに暑くて、猛暑日が何日もありましたね。夏のはじめは元気だった方でも、さすがに疲れが出てきているのではないでしょうか。

疲れが出てくることで、影響を受ける生活動作の一つに睡眠があります。今回は暑いときの睡眠についてお話します!

睡眠は「体を休める」だけじゃない?!

睡眠には、体を休めるだけではなく、脳の情報の整理や記憶の定着、ホルモンバランスの調整などさまざまな働きがあります。

睡眠時間をきちんと確保できないまま過ごすと、認知症の発症や寿命が短くなるなどのリスクが高まり、長期にわたって健康に不利益を生んでしまう可能性があります。

つまり、睡眠時間を確保することは、日常生活においてとても大切なタスクなのです。

ただ、これだけ暑い日が続いていると、布団に入ってもなかなか寝付けなかったり、寝苦しくて目が覚めてしまうなど、一種の不眠症のような状態に陥ってしまうこともあります。

中医学で考える「眠れない状態」とは

眠れないときに、睡眠導入剤を使うことは悪いことではありません。でも「睡眠薬には頼りたくないけれど、このまま眠れない状態が続くのは嫌だ」という場合、来局された方に漢方薬についてお話しすることがあります。

暑さで眠れていない状態を中医学の観点から考えてみましょう。

たとえば、夏場に汗をかく機会が多くて、こまめに水分は補給しているのに疲れが出やすく、寝ても途中で目が覚めてしまうので睡眠時間が短いという場合、中医学でいうところの気虚の状態になっているかもしれません。これは「気」が汗と一緒に体の外へと排泄されてしまうことが原因です。

こうなると、水分を補給しても、気が補えていないので気虚の状態は改善されていません。

睡眠は体を休めるものですが、脳内の処理作業など体力を使うものでもあります。気が不足していると眠るための体力が足りないので、なかなか眠りにつくことができない、途中で起きてしまう、ということが起きるのです。

このようなケースでは、気を補う漢方薬である補気薬を使うと眠れるようになります。さらに食欲がない場合には、補気薬の中でも胃腸の気を補う漢方薬を使うことがあります。

水の飲み過ぎも害を及ぼす!

また、意外にも水分の摂り過ぎで体調を崩すケースもあります。

体内を巡り隅々に潤いを届ける水(すい)が、気の不足や暑さの影響などで流れに滞りが生じると、湿と呼ばれる邪気(湿邪)に変わります。

湿邪が胃腸に存在すると下痢や吐き気などの消化器症状を引き起こして、睡眠の質を低下させることもあります。

そんなときには、水分の適切な補給の仕方を指導しつつ、併せて湿邪を取り除く漢方薬を用います。

酷暑の体調不良は漢方薬局で相談を!

年々夏の暑さが酷くなっているため、暑さに強くて、今までは何もなく夏を過ごせていたという方でも、胃腸や睡眠への影響など、体調不良を訴えるケースも増えています。

今年は、まだしばらく暑さが続くと言われています。体の疲れや食欲不振、胃腸の不調、眠れないなどの症状がある方はぜひ薬局にご相談ください。